2022年6月6日

搬入出作業のあるお客様は要チェック！前面道路について

前面道路とは、一般的に建物の敷地に接する道路を意味します。
今回は、倉庫をお探しのお客様には確実にお伺いするポイント、前面道路について解説を致します。
トラックのサイズの違いにより、必要な前面道路幅も異なりますので、主にそういった部分の解説をさせて頂ければと思います。

1.倉庫探しで全面道路は気にする必要がある？全面道路の重要性

「さがそーこ」では、お客様から物件探しのご要望を頂く際に必ず、前面道路についての説明をしています。
理由としては、倉庫として利用される場合にはトラック等で搬入出の作業が必ずと言っていいほどあります。
その際に、トラックのサイズによって来れる前面道路の幅が決まってきます。
自社のトラックや取引先の業者のトラックが検討している物件の前面まで入ってこれるのか、確認が必要になります。
また、前面道路幅が十分であってもそれだけではあとで困ってしまうケースもあります。
それは、幹線道路からの前面道路までの進入口です。
例えば、前面道路に至る進入口が鋭角になっていて入りずらくなっている場合や、進入口付近に電信柱等の障害物があって入るのが難しい場合など、確認をしておいた方が賢明です。
当たり前ですが、倉庫物件の使用用途の多くは「モノ」の保管です。
その為には、その物件まで「モノ」を運ばなければなりません。
それが出来ない物件は、どんなに場所や条件が条件に適っていても使いようがありません。
その為にも、倉庫をお探しになる際には、担当者にしっかり自社のオペレーションを説明して搬入出が可能な物件の紹介をしてもらう様にしましょう。

2.倉庫探しの際は道路の幅とトラック幅も考慮しましょう

では次に、トラックのサイズとそれに対応できる道路幅について説明をします。
まずは、自社で所有のトラックのサイズまたは、倉庫を借りて稼働する際にそこまでくる取引先や協力会社などの最大のトラックサイズを確認しましょう。
この部分が間違っていると、好条件の物件が見つかり契約に進み入居したとしても、トラックが搬入出来ない、前面道路まで来れない等、非常に大きなトラブルになる可能性もありますので、必ず、正確に確認しましょう。
上記を確認できましたら、それぞれのトラックサイズに対応できる前面道路幅の確認になります。
下記、一般的なトラックサイズの目安になりますのでご確認ください。

〇2ｔ箱車＝全長：6.39ｍ前後、全幅：1920ｍ前後、全高：3.12ｍ前後
〇2ｔ平ボディ＝全長：6.18ｍ前後、全幅：2.22ｍ前後、全高：2.25ｍ前後
〇4ｔ箱車＝全長：8.19ｍ前後、全幅：2.26ｍ前後、全高：2.55ｍ前後
〇4ｔ平ボディ＝全長：8.44ｍ前後、全幅：2.24ｍ前後、全高：2.42ｍ前後
〇10ｔ箱車＝全長：11.99ｍ前後、全幅：2.49ｍ前後、全高：3.79ｍ前後
〇10ｔ平ボディ＝全長：9.12ｍ前後、全幅：2.49ｍ前後、全高：3.10ｍ前後

上記の数値はメーカーなどにもよって差異がありますので、あくまでも目安になります。
また、コンテナ車（40ｆ、20ｆ等）になるとさらにサイズが大きくなる可能性もあります。
対応できる前面道路幅としては、2ｔクラスであれば4ｍ以上、4ｔ以上だと6ｍ以上は前面洞と幅が必要になるのが一般的です。
勿論、ドライバーの運転技術によっても変わってくることがありますので、微妙なラインでの判断については実際に、ドライバーに現地を確認して頂くのが安心です。

3.前面道路以外の搬入出環境も確認

ここまで、前面道路についていろいろと説明をさせて頂きましたが、搬入出の環境として、その他の事前に確認して頂きたいポイントをご紹介します。
まずは、見出し1でも説明させて頂いた、進入口のサイズや障害物が無いかという点です。
これも事前に確認が必要です。
次に、物件のシャッター高です。
お客様によっては前面に横付けではなく、倉庫内にトラックを入れた状態で搬入出をしたいという方もいらっしゃいます。
その場合は、シャッター高がトラックの全高よりも高い必要があります。
そういったご要望があるお客様はその点にも注意が必要になります。
また、前面道路幅とは関係なく、大型トラックが通行できない道路というものが存在します。
一般的には「大型規制」と呼ばれるもので、大型車の通行が規制されている道路になります。
この場合、どんなに道路幅があっても、一部の例外を除き大型トラックの通行ができないため、事前の確認が必要になります。
上記のように、搬入出の環境については様々に確認が必要な事項があります。
そういった点も含めて、「さがそーこ」では、事業用物件専門のスタッフがお客様のニーズを把握した上で物件の提案をさせて頂きます。
是非一度、お問い合わせを頂ければ幸いでございます。