加工工場の物件探しについて
これまで、自動車整備工場や板金塗装工場などの物件探しのコツについて解説してきました。今回は、加工工場ではどういった物件が適しているのか、またお探しになる際のコツも含めて説明をしていきます。
1.加工工場の種類はどんなものがある?
一口に加工工場といっても加工を施すものによって種類が変わります。
今回は、以前からお問い合わせを頂くことが多いものを紹介させて頂きます。
金属加工工場
金属加工といっても様々な種類があります。
主なものとして、「切断(切削)」「研削」「プレス」「溶接」などがあります。
上記の加工を施されて、機械部品や金型、金属製品などの製品が出来上がります。
また、金属の加工方法は大きく分けて「機械加工」「熱処理加工」「表面処理加工」という3種類に分けることが出来ます。
食品加工工場
食品加工とは、食べ物を安全な状態で保存・運搬できるように手を加えることです。
また、色や味、香りや栄養面を考慮して、おいしく食べやすい状態にするのが食品加工工場の仕事となります。
食品加工工場ももちろん種類があります。
食肉加工工場では主に、肉の塊をしての大きさや量に切り分けるという作業をします。
水産加工工場では、海産物を指定の大きさにカットしたり、場合によっては魚の頭や内臓の除去作業も行うことがあります。
野菜のカット工場やお弁当の製造工場も食品加工工場に含まれます。
以上の2種類がお客様からのお問い合わせが圧倒的に多い加工工場の用途になります。
ただ、上記の中でも細かく加工方法は分かれており、用途に合わせて物件を探す必要があります。
2.加工工場におすすめの物件とは?
金属加工工場におすすめの物件とは
上記でも説明をしましたが、金属加工工場では、「切断(切削)」「研削」「プレス」「溶接」などの作業工程があります。
その際に、金属を削る音やプレス音、溶接の音など、基本的に音が出ることが多くなります。
その為、用途地域で言えば「準工業地域」「工業地域」「工業専用地域」に立地する物件が適していると思われます。
また、上記の「工業専用地域」以外の工業系の地域は法律上、住宅を建築することが出来る地域になるため、近隣に住宅が建っている可能性があります。
いざ、物件を借りて工場を操業したとしても近隣からのクレームが来てしまうと操業自体がままならなくなってしまうこともあります。
物件を借りる際には事前に、近隣の環境や今までにクレームが来たことがないかなど、確認をしておく方が望ましいです。
食品加工工場におすすめの物件とは
食品加工工場についても、金属加工工場と同じで近隣の環境を確認しておくことが重要になります。
用途によっては機械を入れてカットをする作業もありますので、音の問題もある程度考慮しておく必要があります。
また、食材によって、特に海産物の加工の場合には臭いの問題も発生することがあります。
これについても、近隣の住宅の状況など、事前の確認をしておいた方が安心です。
あるいは、食材を洗う作業が発生する際には排水設備が必要になるケースもあります。
賃貸物件で、設備として排水設備がついている物件は稀です。
賃貸開始後、ご自身で設置をするかどうか、予算の部分も含めて事前に検討が必要になります。
3.加工工場のお探しは「さがそーこ」まで!
ここまで説明をさせて頂いたように、加工工場といっても用途によって適している物件は異なります。
また、賃料や広さ、立地などの条件が合っている物件でも、用途によって合わないという可能性も大いにあります。
「さがそーこ」では、事業用専門のスタッフが、事業用に特化したノウハウや経験をもとに、お客様の業種や用途に合わせて最適な物件のご用意が出来る様、最大限バックアップをさせて頂きます。
ぜひ一度、「さがそーこ」までお問い合わせください。