居抜き物件探しは難しい!板金塗装工場の物件を探すコツ

2022年3月10日

居抜き物件探しは難しい!板金塗装工場の物件を探すコツ

貸工場、貸倉庫の物件紹介をさせて頂いているさがそーこでは、板金塗装工場をお探しのお客様からのお問い合わせも多数、頂いております。

今回は、板金塗装工場の物件探しにおいて、どのような物件が合っているのか、お探しのポイント等を解説していきます。

 

1.板金塗装工場の居抜き物件

板金塗装工場の居抜き物件の説明の前にまず、「板金塗装工場」とはどういった工場なのかという部分を説明します。

初めに「板金」とは、鉄板や金属部分がへこんでしまった場合に、それをもとの状態に戻したり、初めから加工したりすることです。

例えば、自動車で交通事故を起こしてしまった場合、ほとんどの場合、自動車にへこみが発生してしまいます。

それを専用の工具等で元の形に修復するなど、こういった作業を「板金」と言います。

「塗装」については、簡単に言えば染料を吹き付けることを言います。

全体塗装と部分塗装がありますが、自動車で説明すると、全体塗装とはその名の通り車体全体を塗装することを指します。

長年使用をし、さび付いて見栄えが悪くなった場合や、全体の色を変えたい場合などに塗装を施します。

交通事故などで大きく破損してしまった場合などはこの手法で塗装することが多くなります。

部分塗装も名前の通りですが、部分的に塗装を施すことを指します。

比較的小さな傷などの場合、この手法がとられることが多くなります。

上記のような作業を、板金塗装工場では日常的に行います。

その為、「板金作業」では音の問題、「塗装作業」では臭いの問題が発生することが多いのが事実です。

そういった状況から、板金塗装工場をお探しのお客様からのご要望として、「元々板金塗装工場で使用していた居抜き物件」を希望されることがあります。

理由として、居抜き物件であれば、以前も近い業種で使用していた可能性が高いため、工場稼働のためのレイアウトがしやすいという点があります。

また、以前も板金塗装工場として使用していたのであれば、音や臭いは出ていたことになります。

その状況で稼働出来ていたのであれば、近隣からのクレームも無かったのではないか、という予測もできます。

加えて、以前に使用していた会社の設備や造作物なども残っている可能性があり、使用できるものであれば引き継ぐことも可能な場合があります。

そういったメリットから、居抜き物件を希望されるお客様が多くいらっしゃいます。

しかし、居抜き物件というのは募集物件の中で非常に数が少ないのが現実です。

元の賃借人が知り合いなどであれば話は別ですが、実際に板金塗装工場を稼働するために物件をお探しになるお客様の多くは、居抜き物件での成約ではありません。

元々は別の工場であったり、工場でもなく倉庫物件であったり、そういった物件を自社で稼働できるのかどうかの見極めをしてご成約して頂くケースがほとんどです。

その見極めのお手伝いと、選択肢を増やすための物件紹介をさがそーこではご提案させて頂ければ幸いです。

 

2.板金塗装工場に最適な貸工場の物件とは

一口に貸工場といっても様々な種類の物件があります。

この章では、どういったタイプの物件が「板金塗装工場」におすすめなのか、我々の経験則からご紹介していきます。

【工業系の地域にある物件】

まず工業系の地域とは、用途地域上の「準工業地域」「工業地域」「工業専用地域」のことを指します。

それぞれ意味合いは異なりますが、共通して言えることは工場として稼働することを国が認めている地域、ということです。

板金塗装工場では前述の通り、音や臭いの問題が発生することがあります。

その為、工業系の地域であれば住居系や商業系の地域に比べて住宅が少ないケースが多いので、工場の稼働に適している環境と言えると思います。

さらに、工業専用地域に至ってはその名の通り、工業系の専用の地域になりますので、住宅は一切ありませんので特に安心して頂けるとは思います。

勿論、工業系の地域に存在している物件は、住居系や商業系、市街化調整区域(用途地域が定められていない地域)に比べて数が少ないので非常に競合することが多いです。

【前面道路が広い物件】

板金塗装工場で稼働をする場合、自動車の板金塗装で使用するケースが多くなるかとは思いますが、日常業務の中で自動車の搬入作業があります。

その際に、ご自身で自走して運んできてもらえる場合と、積載車やレッカー車で運んでくる場合があります。

自走の場合には、よほど大型の自動車でなければ前面道路はそこまで広くなくても問題はありませんが、積載車やレッカー車での搬入の場合、前面道路が広くないとそもそも入ってこれなかったり、入ってこれたとしてもすれ違いが出来ないくらいの狭い道路であれば、搬入の際に近隣からのクレームを受けてしまう恐れがあります。

その為、物件の前面道路は広いほど、稼働するためには有利になるといえます。

【天井高・間口(シャッター高)が高い物件】

板金塗装工場で稼働する場合、中に大型の機械設備や塗装ブースなどを設けます。

リフトの設置などもそうですが、天井高が高ければ入れる設備の選択肢も広がります。

天井高が低い物件だと入れられる設備や造作の仕方も制限がかなりかかってしますので、できることなら天井高は高いに越したことはありません。

間口については、入庫する自動車の種類にもよります。

軽自動車や背の低い自動車しか扱わないお客様であれば特に気にする必要はありません。

ただ、大型の自動車やトラックまで扱うようなお客様であれば、そもそも間口の高さ(シャッター高)が足りなければ入庫が出来ません。

また、今は扱いが無くても将来的に背の高い自動車も扱う可能性があるのであれば、間口が高い物件がおすすめです。

 

3.選択肢を増やすために物件探しのワンポイント

前述のように、板金塗装工場としての物件探しはやはり、音や臭いの問題が出る可能性がある分、難易度は高くなります。

その為、条件として必須ではない部分や、お客様ごとに必要な部分とそうでない部分の把握をさせて頂くことにより、少しでも選択肢を増やして探して頂くのがポイントの一つになります。

下記にて今までの例としていくつかご紹介致します。

【リフトの必要性の有無】

リフトが必要かどうかによって、ご紹介する物件も変わってきます。

前章でもお話ししたようにリフトが必要であれば天井高が高い物件が必須になります。

もしリフトは使用しないということであれば、天井高がそこまで高くない物件でもご検討頂けるはずなので、そういった物件も含めてお探しをすることが可能になります。

【塗装作業はあるか】

お客様によっては、板金はするけど塗装は外注、というケースもあります。

その場合、臭いの問題がなくなるので選択肢を広がります。

貸主によっては、臭いだけはNGという方もいらっしゃいますので、そういった部分での可能性が広がると思われます。

【積載・レッカー車は来るのか】

これも前述したように、積載車やレッカー車が来るのであれば、ある程度の前面道路幅が必要になりますが、自走のみの受け入れであれば前面道路が狭くても可能です。

 

4.板金塗装工場の物件探しに悩んだら「さがそーこ」にご相談ください

ここまで説明をさせて頂きましたが、「板金塗装工場」として稼働するための物件を探すということは、事業用物件のお探しの中でも難易度が高いのはご理解頂けたかと思います。

しかし、弊社は事業用物件専門の不動産業者なので、最新の物件情報をより多くお客様に提供することが可能です。

専門のスタッフがノウハウを駆使して、お客様それぞれの条件にどうすれば近づけることができるか、ということに注力をして物件のお探しをさせて頂きます。

ぜひ一度、さがそーこまでお問い合わせを頂ければ幸いです。

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