梅雨の前に対策!倉庫の湿気対策・カビ対策
梅雨のシーズンが近づくと湿度が高まり、倉庫や工場がジメジメする、カビが発生してしまうとお悩みの方も多くいらっしゃいます。
今回は、そのような倉庫・工場のお悩みを解決する湿気対策について紹介します。
1.倉庫にカビが生えやすい、湿気の原因とは?
倉庫や工場は換気がしにくい
倉庫や工場は、居住空間や事務所などに比べて間仕切りや窓が少なく、換気がしにくい環境下にあることが多いです。
また、保管物の関係で空気の流れが悪くなることもあります。
その為、空気が滞留したり湿気が溜まったりすることが多くなります。
空調が効きづらい
倉庫や工場は、空間が広く天井が高い物件が多いため、空調が効きづらくなることがあります。
コンクリートは湿気が溜まりやすい
コンクリートは物質として湿気が溜まりやすい性質を持っています。
倉庫や工場の内部は、コンクリートがむき出しの状態が多く、住宅や事務所に比べてその面積が大きいため、湿気が溜まりやすいと言えます。
2.倉庫・工場の湿気対策
換気のタイミングをルーティン化する
日常的に換気をしておくということが難しい場合には、換気をするタイミングを決めておくと良いです。
毎日何時に窓を開けて換気をする、というようにルーティン化してみましょう。
また、窓の開け方も、すべての窓を全開にするのではなく、できれば対角線上に窓を開けて空気の通り道を作ることによって、より効率が上がります。
また、湿度計の設置もおすすめです。
数値化をすることで、換気に対しての意識づけになります。
除湿剤や除湿機の導入
一般住宅でもよくある方法です。
倉庫や工場でも有効な方法になりますので試してみてください。
ただ、住宅と違い倉庫や工場は空間が広いので、一般用の除湿剤では有効ではありません。
業務用の除湿剤を用意して設置をしましょう。
また、除湿剤でも換気がうまくいかない場合には除湿機も有効です。
これも業務用の除湿機がありますので、検討してみるのもいいと思います。
強力な換気扇の設置
通常の換気扇よりも、強力なモーターを組み込んだ有圧換気扇の設置もおすすめです。
有圧換気扇は通常の換気扇と比べて風を押し出す力が強いため、倉庫や工場などの大空間でも、パワフルに換気や吸気をすることが出来ます。
勿論、賃貸物件のため、設置前に所有者に設置の許可を得ることは忘れないようにしましょう。
シーリングファンや送風機の導入
大型の倉庫や工場の換気対策としては非常に有効な手段になります。
わかりやすく言えば、天井部分に設置する大型の扇風機のようなものです。
これにより、室内の空気が循環するようになり、有効な湿度対策になります。
これの設置により、倉庫・工場内で働くスタッフの体感温度も5度前後下がるといわれており、熱中症対策にも有効だと思われます。
こまめな清掃作業
カビは埃のある所に生まれやすい性質があるといわれています。
こまめに掃除をすることにより、快適な環境を生み出しましょう。
3.まとめ
ここまで湿気やカビ対策としていろいろと紹介させて頂きました。
とはいえ、いろいろな対策を施しても改善されないケースや、それ自体に大幅なコストがかかるケースもあります。
また、賃貸物件のため所有者の許可が出ないケースも考えられます。
そういった場合には、移転をするということも選択肢の一つです。
今より好条件な物件を探してみるのも一つの手です。
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